2021-04-07 第204回国会 衆議院 国土交通委員会 第10号
まずは、最近非常に大きかった雨、例えば十年前に紀伊半島であった、大洪水をもたらした紀伊半島大水害のときの熊野川、そういうところでは非常に実際に大きな流量が出ましたので、これの基本方針の改正ということを、まず検討に着手していきます。 ただ、いろんな各流域ごとに検討していかなくちゃいけないので、今後、順次それを進めていくことといたします。
まずは、最近非常に大きかった雨、例えば十年前に紀伊半島であった、大洪水をもたらした紀伊半島大水害のときの熊野川、そういうところでは非常に実際に大きな流量が出ましたので、これの基本方針の改正ということを、まず検討に着手していきます。 ただ、いろんな各流域ごとに検討していかなくちゃいけないので、今後、順次それを進めていくことといたします。
一つ事例を紹介しますが、これは国直轄河川ではありますけれども、平成二十三年の紀伊半島大水害で甚大な被害を出した熊野川、これは三重県と和歌山県の間にあるんですけれども、これはいわゆる激特事業ではありますが、ここで河道掘削を行ったところ、その後の平成二十七年七月の台風十一号による豪雨では、熊野川及びその支川であります相野谷川での住宅地の浸水及び越水が回避された、こういった報告も出ているところでございます
引き続き、国、三県、沿川市町村、発電ダム管理者から成ります熊野川の総合的な治水対策協議会におきまして、関係者と十分連携をさせていただきまして、委員御指摘のような、総合的な治水対策を推進してまいります。
これは、例えば熊野川であれば河口から五キロとか、そういったようなところは国がやりますけれども、ほかは自治体とか、区分けがあって、防災をしていく中では、ある程度、何でもかんでも国がすればいいというわけではないですけれども、やはり緊急的に対応していく必要があるのではないかというふうに思いますので、直轄部分を拡大するとか、そういったことが検討できないのかというようなことをお伺いしたいと思います。
このような中で、昨年の台風十二号の被害があったわけでありますけれども、その発電用のダムでは洪水調整の規定がなかったことから、熊野川で氾濫が生じたのではないかというようなことが言われております。 利水ダムの治水目的の運用というものを、ぜひこれは国交省が主体となってやっていただきたいというふうに思うんですが、そのあたりの見解をお伺いしたいと思います。
○山下芳生君 今お答えにあったとおりなんですが、熊野川水系というのは一級河川なんですが、しかしながら国が管理する直轄区間は河口から僅か五キロメートルしかないんですね。えらい短いんですよ、大きな川なのに。あとは全部各県の責任で大量の土砂を除去しなければならないということになっております。今聞きましたら、国管理区間には土砂は堆積していないというんですね。
そこで、まず国交省に聞きますが、この十二号災害の被災地で一番大きな河川である熊野川について、堆積の土砂量は幾らか、それから除去すべき土砂量は幾らか、それぞれ河川管理者別にお答えください。
先生御指摘の平成二十三年台風十二号によりまして熊野川の本川に堆積した土砂について御説明いたしますと、まず、奈良県、三重県、和歌山県それから国が管理している区間がございます。 まず、奈良県が管理する区間では約五百万立方メートル、それから、三重県、和歌山県、これは川の真ん中が境界になってございますが、この区間では約四百三十万立方メートルというふうに県の方からは聞いております。
○山下芳生君 最後に、この和歌山県新宮市で、何回も行っているんですけれども、聞いた話を踏まえて一点提案させていただきたいと思うんですが、新宮川水系の本流、熊野川の右岸、和歌山県新宮市相筋地区の堤防損壊と浸水被害についていろいろ意見を聞いて、現地を見てまいりました。 この相筋地区といいますのは、熊野川と背後の山の間に挟まれた細長い住宅地でありまして、四百五十世帯中八割が床上浸水をしてしまいました。
特に熊野川においては全川にわたり河床が上昇し、山腹崩壊が特に著しかった奈良県の五條市大塔町から十津川村にかけては、局所的にではございますが、川底が十メートルも上昇しており、緊急的な対策が必要というふうに認識してございます。 その箇所につきましては、奈良県が出水期までに通水断面、洪水が流れるような断面を確保すべく災害復旧事業で河床掘削を今進めてございます。
天川村は奈良県の中央部に位置する村で、キャッチフレーズは「天の国・木の国・川の国」、こういうふうに言われるように、熊野川の源流である天ノ川を中心とした観光と林業が産業の中心です。この間、紀伊山地の霊場と参詣道が世界遺産に登録され、その主要構成要素である修験道の山、大峰山があることから、山深い自然と、アユやアマゴが泳ぐ渓流を観光資源とした観光産業が比重を高めてまいりました。
坪内地区で起きた深層崩壊による熊野川への大量の土砂の流入によって、河川断面が減少して、流下能力が著しく低下しておりまして、早急な対策が求められております。 この地域には、関電が管理する発電ダム、九尾ダムというものがあるんですが、私もその現場を見てまいりましたけれども、これもパネルをつくってまいりました。この九尾ダムは、このとおり完全に土砂で埋まってしまっております。これはダムです。
○南政府参考人 御指摘の天川村坪内地区におきます熊野川支川天ノ川河道内の堆積土砂への対応につきましては、斜面崩壊への対策を実施する国、河川管理者である奈良県、それから下流の九尾ダムの管理者であります関西電力の三者で調整を図っておりまして、役割分担を今しております。 それで、河道内の堆積土砂の撤去を行うとともに、既にダム湖の一部につきましては土砂の撤去が実施されておるところでございます。
○政府参考人(関克己君) お話のございました熊野川につきましては、御指摘のように、堤防のクラックであるとかあるいは排水機場の設備の更新といったものが必要になっております。
例えば、昨年水害を起こして委員派遣が行われました熊野川でありますとか、あるいは政令都市北九州市の紫川、昨年それから一昨年も水害を起こしました。こういったところは単なる維持管理だけではなくて、防災面も含めた維持管理をしっかり行っていくべきだと思いますが、例えばこの二つの川、どのような状況になっておりますか。どのような管理が行われておりますか。
○副大臣(奥田建君) 熊野川流域には議員も御承知のとおり十一のダムがあります。そして、治水ダムだというものがないというのも現実であるというふうに思っております。ただ、ダムを設置するかどうかということについては、やっぱり地域との合意、あるいは河川管理者となる上流の方であれば県の合意というものも必要になってまいります。
○副大臣(奥田建君) 御承知のように、熊野川の流域、大変大きな水量の下で大きな水害、今、紀伊半島の三県の方も含めて一緒に復旧復興の計画を立てて取り組んでいるところでもあります。 今、懇談会あるいは電源開発、Jパワーの方のお話もありました。
それと、今言った熊野のダム、土砂ダムもそうですし、熊野川の水系にもやっぱり幾つかそういうものがあります。これは何とか直轄でしっかりとやっていただくということをもう一度ちょっとここで申し上げますので、お願いします。
それでは、続きまして、これまた大きな問題でありますけれども、この資料の表の面の下で、新宮市大橋の氾濫とか熊野川氾濫、こういう写真がございます。実は、熊野川流域のダムの検証と操作規程の見直しについて御質問をしたいと思うんです。 新宮の市長の言葉によれば、異常なダム放流により、下流域の家屋の流失などの大きな被害となった。今回の熊野川の洪水で、死者十三名、行方不明一名を出しております。
次に、熊野川流域を北上し、奈良県に入り、土砂崩れ等により五名の方が亡くなられた十津川村については栗平地区、長殿地区の、四名の方が亡くなられた五條市については大塔町赤谷地区の、また、野迫川村については北股地区の河道閉塞現場及び大塔町宇井地区の土砂崩れ現場を視察いたしました。 次に、土砂の崩落で寸断され、全面通行どめとなっている川上村迫地区の国道百六十九号線の被災現場を視察いたしました。
そして、和歌山では大河川である熊野川のはんらんが始まった。九月三日の夜十一時には、和歌山県知事が自衛隊に災害派遣要請をしています。そして、三日の夜中には、警察庁は大阪府警などに対して広域緊急援助隊の派遣準備も要請をしました。 なぜ、三日中、夜中にこういう災害対策の会議を立ち上げなかったんでしょうか。これでも遅くないとおっしゃいますか、総理。お答えください。
三重県紀宝町の熊野川支流では、堤で覆った中に住宅を建てる輪中堤を越えて水があふれ、大きな被害をもたらしました。輪中堤の高さは、川の水位を最高で九メートルと想定し、九・四メートルで造ったものでしたが、今回の豪雨による濁流は結果的にこの想定をはるかに超え、多くの住居が水につかり、堤防そのものも破壊されました。 奈良県十津川村では、道路の寸断が救援を妨げました。
特に新宮の地域、熊野川の下流地域では浸水が始まっておったというふうにも聞いております。そこで、浸水が始まったときに、住民が皆異口同音に言ったこと。
この度の水量というのは、この熊野川に関しましては、平野大臣からも御指摘のありましたように、御回答のありましたように、計画高水量、この一万九千立米、一秒間に一万九千立米という計画水量を大きく超えた二万二千立米という出水があっての決壊ということになります。決壊が四十メーター、そして傾斜が六十メーターと。
○荒木清寛君 次に、この三重県紀宝町では、熊野川の支流の相野谷川がはんらんをしまして甚大な被害が発生をしましたが、その中で輪中堤ですね、堤、これが三か所あるんですけれども、全部溢水しまして浸水を防ぎ得ませんでした。
国道百六十九号については、当初、奈良県吉野郡川上村内、奈良県吉野郡上北山村内、和歌山県新宮市熊野川町内、和歌山県東牟婁郡北山村内の合計四区間で、土砂崩落等により通行どめになっておりました。このうち、北山村内については路面冠水の解消により、また、川上村内の土砂崩落区間については迂回路の確保により、それぞれ通行を確保したところ、他の二区間については引き続き通行どめの状況となっております。
そして、そのちょっと東側に熊野川、峠の北側は吉野川なんですが、峠を越えると熊野川。その東側に大台ヶ原、大台山系がある。ちょうどその大台山系と大峰山系の谷間にあるところの箇所、上北山村というところでこの事故が起きたんですね。
和歌山県の田辺市では、世界遺産観光の負の部分を解消して熊野古道というものを美しくしようということで、地元のボランティアが熊野川流域に植栽をする、木を植えるとか、あるいは景観整備にいろんな面で努めるというようなこと、マイナス面を取り除くとともにプラスの面を付け加えて、歴史的、文化的遺産の保存や維持に向けて積極的に取り組んでいこうというものについてもこれは支援していかなきゃいけないというふうに思っています
今日のこの質問を作っている最中に地元が冠水したというふうな話がありまして、特に三重県でいうと熊野川というのが、川があるんですが、そこの横の紀宝町というところがありますけれども、そこがまた冠水いたしまして、住宅地が、一階部分がつかったという、そういう報告も来ております。
そしてまた、山脈を越えたもう一つの水系の十津川・熊野川水系というのは、資源エネルギー庁御承知のように、電力のメッカで、水力発電所が至るところに巨大ダムをつくってあります。 そういった意味では、吉野郡全体が日本の経済発展のために、エネルギー政策あるいは水資源開発政策、そういったものに最大限の協力をしてきた。そして結果、今過疎に随分と悩んでいる。